京都編
  



清水寺


      「竹邑庵太郎敦盛」「有喜屋清水吉春庵」「なかじん」「松葉」へ行きました。

京都駅から地下鉄烏丸線で丸太町駅の北西■出口に向かうと、京都御所の西側に出る。
ここから僅かに北へ足を向けると、左手に細い路地があり、この細い石畳の路地に沿
って入って行く。見過ごしてもその先の椹木(さわらぎ)町通りに入った所の左手路地
奥に「竹邑庵太郎敦盛」はある。
玄関で靴を脱ぎ、奥のお座敷に座る。1階は厨房と2名用テーブル2つ、次の間に
7〜8名用丸テーブルのみだが、2階も使えるようだ。壁際に、檜の蒸籠が互い違い
に積まれている。
メニューは鴨居の貼り紙だけだが、”食べ方は判りますか?”何て丁寧に応対して
くれるのは有り難い。蕎麦の量を一斤、二斤というのも古めかしくて良いが、オペラ
系のBGMはちょっと雰囲気に似合わないと思われる。
檜の蒸籠の蓋を開けると、ふわっと湯煙が立ち上る。全粒紛の蕎麦粉を使っている
らしく、黒っぽい蕎麦が現れる。

 

お椀には、たっぷりの九条葱と生卵が入っており、熱々のタレ(汁のこと)を注ぎ入れ
混ぜると、アラ不思議!沈んでくる。そして温かい蕎麦をからめて食べる。
檜の香りは少ないものの、蒸した蕎麦はふわっとしていて、ちょっと違う食べ物の
感じ。タレは甘口で蕎麦湯を入れてもコクがある。
付け出しに梅干し(1個)が付いているが、透き通った蕎麦湯に加え梅干しを入れ、崩
して飲むとこれが意外に美味!!
濃いタレの要素(黒砂糖etc)もあるが、自宅で試してみる価値はある。
蒸籠の仕掛けは、桶の底に3cm高の井形の枠までお湯が張られており、蓋を開ける
と簾の下から湯煙が立ち上り、暫く蕎麦の温かさが保てる仕組み。



昼のみの営業にも拘わらず、燗酒のメニューがあるということは、ニーズがある
ってこと!!
ここは開業20年目だそうで、確か東京新橋のお店よりも値段が安い。

 

「竹邑庵太郎敦盛」(ちくゆうあんたろうのあつもり)
京都・椹木町烏丸西入ル下ル(楠小路内) 駐車場なし
TEL 075-256-2665  11:00〜15:00日祭日休
   あつもりそば   一斤  820円
              一斤半 820円
               二斤  970円
   敦盛金箔そば      1,800円
   追っかけ皿そば(冷たい蕎麦)820円+100円(追加)


清水寺を拝観した後、ぶらぶらと清水坂から産寧坂へ向かうと右手に”青龍苑”
が見えてくる。ここは料亭「京都坂口」の日本庭園を生かし、囲むように京都
らしい小店舗が点在する。苑内は入園無料で綺麗なトイレもあるので覚えてお
くと良い。「有喜屋」は一角の蔵を生かしたお店で、看板商品の”有喜そば”
(納豆と卵を泡立てて、かけ蕎麦の上にかけ、葱、海苔、天かすを散らしたも
の)を注文する。



クリーミーな泡立ちと白い色合いが、ヘルシーさを引き立てたまらない。
隣りの清水三年坂美術館では無料開放中で、何だか得した気分でした。



「有喜屋清水吉春庵」 40席
   京都市東山区清水3−334
   TEL 075-532-0678  11:00〜18:00 月休(祝日の場合は翌日)
   http://www.ukiya.co.jp



京阪三条駅乗換で地下鉄東山駅を出て、古川町商店街のアーケードに入る。
お総菜屋、天麩羅屋、魚屋、八百屋、乾物屋、雑貨屋と両側に建ち並び、やがて
左手のマンションの一角に小さな看板が見えてくる。
既に12:30を過ぎているのだが、”準備中”の看板が掛かったままで、当惑して
いると、中から”やっぱりそのままだ”と言いながら出てくる。
店内は薄暗く、天井照明に和紙を被せて、落ち着いた印象を与える。奥の個室へ
座りたかったが、一人なので厨房を囲むカウンターへ案内される。
こだわりを強調するかのように店内に、蕎麦栽培の写真が飾っている。

注文の”粗びき”が出て来るなり、「最初は塩だけで食べて下さい」と言われる
が、思ったより甘くは感じない。量的にはちょっと少な目で不満もあるものの、
香り高く、辛汁がとても気に入った。
入口横に求人募集があるが、蕎麦打ちの時給はこんなものかとガッカリする。
(18〜50才、11:00〜15:30、17:30〜20:00 時給800円)



石うす挽き手打ちそば虚無蕎望「なかじん」
   京都市東山区東大路三条下る(古川町商店街内)
   TEL075-525-0235  12:00〜14:30、18:00〜20:30 火水休
   せいろ1,000円、おろし1,000円、粗びき1,200円
   とろろ1,400円、地鶏天せいろ1,700円、海老天せいろ1,800円
   鴨汁1,800円、そば釜1,300円





”元祖にしんそば”ということで、阪急河原町駅四条通りに沿って
鴨川を渡り、京阪四条駅を越えた川端通りとの角に「松葉」がある。
建物は南座と一体感があるが、よく見ると境目にトタン板で塞がれている。
入口から地下へ下りると、お蕎麦屋さんでは珍しい、修学旅行の女子高生
が20数名。ガイドブックに紹介されているお店とは言え、ヤング世代にも
蕎麦が認知されてきたかと思うと嬉しくなる。
店員に”鮭御飯付にしんそば”を指さすと、メニューにない”鰊しぐれ煮
の御飯”もあるいうので、思わず決めてしまった。



しかし、鰊の味は良いが器に斜めに突っ込まれた鰊では美味しさが半減して
しまうものだ。そばがちょっと駅蕎麦風。全体に京都のそばはやわらかいなぁ。
甘辛く煮たそぼろ状の鰊は得したのか損したのか・・・

当時、南座では西郷輝彦特別公演中で、TVでお馴染みの「江戸を斬る」(この
桜吹雪が目に入らぬか・・・)の中で、けんどんそば屋が娘をかどわかすスト
ーリー・・・
二部のSaigoショーでは、南座キャンディーズの吉沢京子、根本りつ子、芦川
よしみが登場し、気が付けば追っかけの谷間に巻き込まれ・・・
掛け声(サイゴー!)、花束を渡すタイミングまで決まり事があるようで
大変でした ハハハ

総本家「松葉」
   京都市東山区四条大橋東詰(南座西隣)
   TEL075-561-1451 10:30〜21:30 水休
   にしんそば1,100円、にしんそば鮭御飯付1,300円、冷しにしんそば1,250円
   せいろ750円、二枚重ねせいろ1,300円、助六そば(餅入り)1,100円
   しっぽく950円、白玉ぜんざい650円、みつ豆600円



青木 弘行 (hiroyuki aoki)




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